平成13年2月28日 早速でございますが、通告させて頂きました項目に沿いまして質問をさせて頂きます。 まず第1番目の質問です。 平成12年第1回定例会本会議でも質問させて頂きました【ISO】(国際標準化機構)を取得することが検討されているかどうか、につきまして、区長にお伺いさせて頂きます。 昨年の私の質問に対しまして、区長は「本区はすでにエコマネージャー制度でISOの環境マネージメントの考えを採り入れておりこれを充実していく」という回答を頂きました。 これまでに周辺では港区、目黒区、世田谷区、練馬区、北区、江戸川区などが次々とISO取得を検討、又は採り入れている現状の中、本区でのISO取得に対します考えは如何なりましたでしょうか。 もちろん本区では中小企業がISOの取得をする為の支援を行っていることは昨年の質問で承知しておるところでございます。 環境マネジメントシステムを主とする「ISO14000」と、 サーヴィス向上を図る「ISO9000」とが存在していることはすでにご案内の通りでございます。 本区に当てはめるならば、区内に存在します清掃工場や区庁舎そのものであります。 清掃工場は確かに東京都の一部事務組合と言う存在があってのものであることは認識いたしておりますが、しかしながら現に所在地としては墨田区でありことも、これ事実であります。 昨年4月に清掃事業は都から区へ移管されたのではないですか! まずは、このISO14000が墨田区に関わることになるのか、 ならないのか、方向が定まっている様でしたらご説明頂きたいと存じます。
そしてISO9000についてお伺いいたします。 ISO9000では、責任と権限の明確化と言う観点から、組織運営の為に組織内での規定を作成、整備し、製造された製品に限らず「品質保証体制」を確立するものであります。 一般には「品質マニュアル」によって、品質保証体制の体系化を行い、具体的な実施方法を定め、実際に運用される。 これはまさに組織の「透明化」そのものであると考えます。 区民のためのサーヴィス部門である、いや区民生活に密着し支える一番重要な機関である「墨田区役所」そのものが、サーヴィス「業」としての位置付けをすることが重要であると考えます。 以前より墨田区議会自由民主党が主張している「CS導入」「主査制」「イントラネット」との同時進行により、区民の為の開かれた区役所になるのではないかと考えますが、区長のご所見をお伺いいたします。 2つ目の質問をさせて頂きます。 省庁再編前の自治省、現在の総務省が地方公共団体に行っている「JETプログラム」についてこのシステム有効利用の提案をさせて頂きます。 JETプログラムは簡単に申し上げて、海外から招聘した外国人の講師による授業実施だとお考え下さい。 民間ベースで行っている教育システムの公共事業版だと理解して下さっても良いかと思います。 現在、外国人教師が公立学校での授業を行っている学校は多くありますが、そのほとんどは英語圏を中心とする外国語を取り扱う外国語授業であります。 私はオーストリアのヴィーンへの留学時代の自分自身を振りかえり、 また、海外居住、留学経験のある皆さんの意見を集約した際、そのほとんどが生活体験による語学習得が一番大事であったことの報告を受けたことがあります。 私は必ずしも外国語が話せなくてはならないとは思いませんが、現に文部科学省のカリキュラムに存在している外国語授業。しかしながら現在のカリキュラムでは文法を中心にした内容がまだ多く、発展性がないことも指摘されております。 ならばどうでしょう、外国人教師によって算数や数学、音楽などの一般授業のカリキュラムを外国語により授業を行ってみては如何でしょうか。 数字なら0から9までの組み合わせによるものであり、 「百」を「ワンハンドレッド」と呼ばなくても「ワンオーオー」と呼んでもかまわないことですし、また、小さなお子さん達からでも解けこみやすく発音しやすいのではないでしょうか。 また、新規総合学習への導入も可能かと思われます。 教育長のお考えをお伺いいたします。 3番目の質問は東京都のロードプライシング計画について本区の立場をお伺いしたいと存じます。 平成9年10月7日東京都交通需要マネジメント検討会議で、当時の青島幸男都知事が挨拶の中で「学識経験者、関係省庁や、あるいは区・市の皆さんから広くご意見を頂戴いたしまして、連携を密にし、工夫を重ねていくことが大事であろう」かとの趣旨の挨拶がありました。 その後、平成11年6月29日第2回都議会定例会知事方針演説で石原慎太郎現都知事がロードプライシング事業計画を盛り込み、昨年秋、本区では決算委員会開会中に第1回目の検討委員会の報告がなされたのです。この計画の中には隅田川より橋を渡り内側に入る車両の制限、課金を検討しているとのこと。 確かに、環境に配慮すると言う考えには賛成でありますし、今後も検討を重ねていただきたいとは思います。 しかし、隅田川より内側に入れない規制されてしまったり、課金を逃れる車両は次にどういう行動に出ることが予想されますか。 橋を渡る外側の道路上での荷物の積み替え、タイミングが合わなければ路上待機、エンジンを止めてくれる車両ならまだしも、夏場や冬場は必ずしもそうしてくれるとは考えにくいことも予想されます。 本来、外環道をはじめとする道路整備事業とリンクされながら計画が進行されるのが望ましいものであるとも考えます。 さて、それでは青島前都知事の挨拶にある「区」から意見を聴取することは実際にされていたのでしょうか。 排気ガスの問題や交通渋滞、地盤沈下等々、様々な問題が今後予想される事と思います。 このことは区民生活に大変重要な課題であると考えます。 区長のご所見をお伺いいたします。 第4の質問は、地方分権推進の上での東京都の在り方につきまして区長のお考えをお伺いしたいと存じます。 CATV網や通信回線網整備事業の急速な合併も絡んだ変化に伴う市町村合併。いわゆる自治体再編の動きが活発化している中、昨年23区も東京都の内部団体から独立し基礎的自治体として歩みはじめました。 国は地方分権を推進し、更に法整備を急いでいる様ですが、区民生活には具体的には目に見える形ではどうも影響がないようにも思われます。 本年1月作成されております「自己革新」と銘打った人材育成基本方針の中に「地域のことは地域で解決できるよう、区の力量を高めることが求められている」とありますように、23区横並びの行政を自己批判にも近い形で表現されているのです。 また、以前にも質問して、余り前向きな答弁ではなかったのですが、電子自治体、区民電子会議が今後、検討及び導入されることにより地方分権に拍車がかかることが予想されるのです。 まず区長には答弁の中で、「墨田区」と言う地方自治体として、「地方分権」という言葉上の解釈と、具体的に本区が進むべき方向性を明かにして頂きたいと存じます。 その上で、先程第3の質問で触れました ・東京都のロードプライシング計画での「都」と「区」の関係。 ・一部事務組合による清掃事業における他区との連携。 ・学校の独自カリキュラム制定による教育環境。 などなど「都」の認可を受けなくてはならない事業と「区」が独自施策で行える事業との違いを今一度整理して頂きたいと存じます。 そして、国庫支出金の東京都を経由した形でのわかりにくい都の存在。 例えば、国の補正予算に対し申請者側が申請書を直接請求しているにもかかわらず、地方公共団体に申請し、地方公共団体を通じて予算獲得の報告がある。 取りまとめ役の地方公共団体はこの申請で実際に何をしているのか。 各地域から上がってきた申請書の数字が合っているかのチェックをし、国に上げるだけであります。 このチェックは、はたして「都」でなければならないのでしょうか。 都の任意団体であっても、主たる活動の所在がある地方自治体であれば、その所管部局に提出することで用は足りるのではないでしょうか。 わざわざワンクッションを置く必要があるとは思えないのです。 以上の点につきまして、23区の区長会で横並びにする必要が未だあるのかも含め、ご答弁をいただいたいと存じます。 私の最後の質問に入らせていただきます。 「錦糸町そごう」の跡利用につきまして、次のような利用方法は如何か、とご提案も兼ねましてご質問させて頂きます。 まず、「IT関連企業」の誘導や「情報関連を主たる目的とする大学」の誘導は考えられるのかをお伺いいたします。 但し、法律上の制限により本区では大学そのものは設置できない基準となっているため、私の意図するところは学部や学科、大学院、研究所などを指していることをご承知おき下さい。 また、少子高齢傾向にあるために若年層が減っていることも事実であります。必ずしも大学である必要はないとは思いますが、神奈川県藤沢市では、市内に存在する大学の教授や学生と市役所と市民が参加した街作りに成功している例もあり、墨田区にとってのシンクタンクとして、言うなれば「新しいデザイナー」としての役目も果たして頂いたら如何でしょうか。 例えば4年生大学なら基本的には毎年毎年、順送りに学生さんが変わっていくことですし、街に若い人があふれることで賑わいが今以上に取り戻せるのではないでしょうか。 現在私は36歳ですが、もうすでに若年層とのギャップを実感しております。昨年第1回定例会でも若年夫婦が住みやすい環境作り、街作りを訴えてきてましたが、政治への無関心なども影響しているのか、本音は聞き出せないのも事実だと思います。 ならば、「そごう」跡に全館とはいわなくても、幾つかのフロア-に大学学部等を誘導し、「IT」関連企業との連携により、渋谷のビットバレーを西の「IT」の中心地とするならば、錦糸町を東京の東の「IT」総本山と言う位置付けで働きかけてみては如何でしょうか。 そこで、何度も言うようですが「IT」は口に出して言えば良いものではなく、実践してこそ意味があります。 決して揚げ足を取るつもりはありませんが、区長の施政方針演説で「IT」を9回、「情報化云々」を19回、引用されていらっしゃいますが、国が言葉上、取り敢えず使っている「IT政策」も掛け声ばかりで実際には進んでいないのも現状であります。 どうか、行政改革、いや小池議員が今定例会代表質問でお使いになっていた「行政革命」断行の為、実(じつ)のあるIT政策を実行する為にも是非専門分野の産業人、またその予備軍の学生さん達との連携をされますことを希望したいと存じます。 また、世界の小澤征爾をトップに向えている新日本フィルハーモニー交響楽団のアカデミーも考えに入れてみては如何でしょうか。 今年の成人式では、各地域での問題点が取り沙汰されているところでありますが、本区に限っては「なるほど」と思ったことがございます。それは、成人式後の新日本フィルによる演奏会で、ラストに 墨田区のテーマ曲とも言える「花」が演奏された時、会場の何処からともなく歌声が聞こえてきたのには皆さん驚かれたのではないでしょうか。 こうは考えられませんか? 今年二十歳の方は新日本フィルが学校コンサート等をはじめた頃、ちょうど小学校4、5年生頃だったのではないでしょうか。 コンサートでのマナーや生の音楽に触れる事を肌で実感できてきた、そういう年代の子供達だったと考えることが出来ると思います。 10年経ってその成果が表れたのだと私は思います。 時間はかかりましたが、この教育方法が本区にしっかりと根付いたのだと考えます。 この事も踏まえ、更なる教育環境を整える意味も含めまして音楽アカデミー設立を視野に入れた働きかけをしてみては如何でしょうか? また、音楽界での【アーティスト】は飽和状態にあるそうですが、放送業界では【ミュージシャン】が足りないとの事です。 一般社会と同じく現代社会は「即戦力」を欲しています。 小澤征爾門下を墨田区から、そして使える「IT」、そう「IT」とはわざわざ口に出すことではないと思うのですが、実践できる「これぞIT」をこの墨田区で発信してみては如何でしょうか。 この他にも「卓球、インドア・テニス、スポーツクラブ」などの屋内スポーツ施設、や「音楽、カメラ、放送」などの音楽スタジオ、人気がうなぎ上りの宝塚音楽学校なども有効かと思われます。 いずれにしましても、常に人が廻る、若者が集まってくれる、そういう街作りを是非働きかけて頂きたいと存じます。 プロデューサーとしての山ア区長のお考えをお伺いしたいと存じます。 ご清聴ありがとうございました。
|
|||
このページに関するご意見・ご感想は
こちら
まで
Copyright © 1999-2001 Yuichiro DAIKAI. All Rights Reserved. No reproduction or republication without written permission. |
|||